こんにちは!
ついに大都市を中心に2度目の非常事態宣言が発出され、より感染対策を徹底しながら生活をしていかなければなりません。。。
皆さんも改めて感染対策を徹底し、日本みんなで一日でも早く収束させましょう!
そんな非常事態宣言の中、先日第99回全国高校サッカー選手権大会が行われ、山梨学院高校の優勝で幕を閉じました!
優勝した山梨学院高校の選手、スタッフ、関係者、ご家族の方々など、本当におめでとうございます!!!
残念ながら準優勝だった青森山田高校の皆さんも感動をありがとうございました!
そして我らが新潟県代表の帝京長岡高校も2年連続の全国ベスト4、凄すぎます!
来年こそは決勝の舞台に新潟県代表が立てるように新潟のゴールキーパーを盛り上げて行きましょう!!!
NGKSなりにGK目線で決勝戦のあるシーンを分析してみました!
注目したのは前半11分、山梨学院高校の先制点のシーンです。
左サイドからグラウンダーのパスを右足に持ち替えてミドルシュートを決めました!
右隅を狙いすまされたシュートはコース・シュートスピード共に素晴らしいゴールでした!
GKとして果たして止めることが出来なかったのでしょうか?
ポジショニングと重心 |
正しいポジショニングとはボールとゴールの中心を結んだライン上に立つことです。
そのライン上のどこに立つのか?
頭上を越されずにシューターに対してプレッシャーを掛けれる位置が理想です。
先制点のシーンをもう一度見てみましょう。
左サイドからのボールをトラップした瞬間にボールとゴールの中心を結んだライン上にポジショニングを取ることが出来ています。
しかし、ボールに対して正対することが出来ていないように見えます。
必ずボールに対しておへそを向けるようにしましょう!
そうするとシュートコースが左右均等になり、どちらかのシュートコースを空けてしまうことがなくなります!
左足から右足に持ち替えてシュートを打つ瞬間ではどうでしょう?
シュートを打つ瞬間にも正しいポジショニングに立てています。
しかしGKの体勢を見てみると左足に重心が乗っていて、その分若干ですがポジショニングも左側へとズレてしまっています。
これはFWが持ち替えたことにより、ステップワークを使いポジショニング修正を行うからです。
ポジショニング修正を行うことは非常に重要で試合中には常にポジショニング修正をしていなければいけません。
ではなぜズレてしまったのか?
それはゴールラインに近ければ身体の角度を変えるだけでいいはずなのに動きすぎてしまうことに原因があります。
よってシュートを打たれてしまう瞬間に止まって構えることが出来ずにまだ移動中の状態になってしまいます。
結果、シュートを打たれた後にはポジショニングがズレた状態から反応することになり、正しいダイビング技術等を使えたとしても届かなくなってゴールを入れられてしまいます。
恐らく青森山田の韮澤選手の身長や技術があれば、正しいポジショニングからダイビングをしていればシュートストップは可能だったと思います。
とは言え、大会優秀選手に選ばれた山梨学院 熊倉選手、青森山田 韮澤選手、そして唯一の2年生、矢板中央 藤井選手の3名は大会通して高いポテンシャルでゴールを守り続けて安定感のある3名だったと思います。
改めておめでとうございます!
ナイスキーパー!!!
たられば |
確かに映像を見てみると「なるほど」と分析出来ます。
しかし実際にプレーをするのはとても難しいです。
正しい知識と練習量により習慣付き、咄嗟のプレーとして出来るものだと思います。
「あの時〇〇していたら…」「もし〇〇していれば…」という『たられば』かもしれませんが、ほんの一歩、ほんの数センチの差に拘ることが出来れば止められるシュートは格段と増えます。
大学生の指導の時もそうでしたが、今回の高校生の全国トップレベルのGKを見ても、分析し原因を追求すると、たどり着くのは基本的なことです。
いつも基本の大切さを感じさせられます。
だからこそ早いうちからGKの専門指導を受けて欲しいと思います!
この感覚は恐らくGKを経験したことのあるGKコーチしか伝えられることは出来ません!
チームにGKコーチがいない、GKトレーニングを出来ていない選手は「新潟ゴールキーパースクール」へ!
スクールに通えない選手は2月に『2days GK クリニック』を行いますので迷わず参加してみよう!
そのほかにもパーソナルトレーニングも受付中!
ご連絡お待ちしています!